記事のタイトルに悩みました。
最近読んでいるもち先生の『魔女の下僕と魔王のツノ』の作品の中で、こころ動かされた言葉があるので是非紹介させてください。
この言葉は、周りが自分に求めている姿と自分がなりたい姿にギャップを感じて苦しんでいる人に向けた言葉です。
’’友としてひとつ言っておく。
私は君の選択を支持する。
どちらを選んでも、選ばなくてもいい。自分の意志で決めくれ。
人間は本来両性愛だと説く識者(しきしゃ)がいる。自分を両性愛者と知らずにいる人間はかなり多いと予想されているよ。
両性愛だからって男女を平等に愛するワケじゃない。
好みに偏りがあっていいんだ。
いつもは女性の方が好きだけど、場合によっては男性でも好きとかね。
君はかつて正しさを求められる世界にいた。考えを変えるのはきっと簡単ではないだろう。
何かを正しいと信じるためには、他は間違っていると断じなければいけないからね。
間違ってない。
君は何も間違えない。
君の本心がどんな選択をしても、
自分を許してやってくれ。”
<もち, 魔女の下僕と魔王のツノ, 52話『魔女の下僕と二人の求婚』よりエリックがアルセルニオへ向けた言葉>
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