景観設計事務所でインターン生を受け入れて3日目です。
インターン生には、設計演習として公園や緑地をあてがい、そこの現況整理、特性や課題の洗い出し、コンセプトの組立て、基本計画まで考えていただきます。インターン期間の最終日に発表をしてもらいます。
演習の合間に、CADや他のツールに触れてもらったりします。
また、見聞を広めるためにも、調度良い打ち合わせや会議などあれば、同行してもらったりします。
※この記事は、マニュアルではありません。
あくまで1事務所の企画ですし、この記事ではわたし自身の考察や感想を含めています。
インターン生の本日のプログラム
本日のプログラムは以下の通りです。アウトドアな今回のインターン生にとって楽しそうな内容です。
- 改修予定の公園の現場確認
- 同公園での測量士との打ち合わせの参加
- 設計演習の続き(課題整理と解決案の捻出)
- 社長からのレクチャー
天気:雨、時々晴れ
改修予定の公園の現場確認
インターン生の設計演習に使っている公園の現場確認をしました。
現在進行中の業務で、すでに回収済みの公園を見ずに、まっさらな状態で自分で考えられるこの状況は、インターン生にとって幸運なことだと思います。
これまでの学生さんの設計演習の作品(発表パワポ)を見ている限り、すでに出来上がっている公園緑地を元にしているようです。
わたし個人の意見ですが、プロの作品が頭に入ってしまっている状態で、別の案を出すのは大抵の学生には難しいのでは無いのでしょうか。
さて、実際の現場確認ですが、
★持ち物:
・ 公園の現況図(現況図代わりの古い設計図)1枚
・ 公園周辺の関係性が分かる1:2000程度に図面 1枚
以上をメモ用に渡しました。
公園に入った時の印象を肌感覚で感じ取ってもらうために行くので、実際に気づいてメモをするか・しないかは本人次第です。私たちは何をメモしたかは確認しません。
★現場にて
ここで何をインターン生に話したか、実はわたしは現場の写真や動画を撮っていて、会話は先輩がしていたので何ともいえません。
測量士との打ち合わせの参加
インターン生には傍らで聞いてもらうのみです。
当然ですが、打合せの前に何のために打合わせをしに行くか説明します。
わたしが新入社員だったころ、K先輩はこういった説明をあまりしないので、社内でだいぶ苦戦していました。同じことをしたくはありませんし、学生にとって折角の機会です。できることはしてあげたいものです。
インターン生は恐らく、気を使って疑問に思っても質問してよいのか迷っていると思います。
なるべく状況を説明します。
(もし説明していなかったら、インターン生はどんどん質問してほしいですね。受け入れる側はただ忘れているだけ、気が付いていないだけかもしれません。)
設計演習
ほとんどする暇がありませんでした。
それはそれで良かったのかもしれません。アウトドア派で、ややせっかちな学生さん。
あまり机に落ち着いて作業できるタイプではないようで、雑にパパっと終わらせて、確認&「終わったよ」と声をかけてきます。
考え込んで時間がかかってしまうより、雑で良いから小まめに共有するのは、新入社員としてなら大変ありがたいのですが、仕事を抱えている以上インターン生に付きっ切りでいられないので、どうやって”時間をつぶして”且つ学べる作業を指示できるか、
悩みました。
社長にレクチャー
初日の会社概要では、社長は不在でした。ここでインターン生にこの景観設計の業界について、社長の見解や、社長の業績の一端を説明いただきました。
学生は恐らく大学この業界についてではなく、学問として学ぶことの方が多いと思います。
実際に社会に貢献している現場の見解は貴重です。
まとめ
もともとわたしが内気な性格だというのもありますが、受け入れる側も緊張しますね。
午前中の現場確認は、突然雨が降り出し、濡れてしまいました。
寒くはありませんが、その後の疲労感がハンパないですね。
インターン生、先輩は男性で飄々としていますが、今日はなるべく早く帰りたかったです。結局20:00になりましたが。。。くたびれました。
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